こんにちは。
自転車処ぽたりんぐぅの トウマ です。
自転車って何年くらい
乗り続けられると思います?
もちろん一言では言えませんが、
今回のレストアは参考になるかもです
tokyobike sport9s のレストアです。
tokyobike sport9s ってどんな自転車
トーキョーバイクは
文字通り東京の街を軽快に走るために
生まれてきたスポーツバイクです。
その中でも sport9s はブランドの中で
唯一の9速仕様です。
ホイルサイズは一般のスポーツバイクでは
珍しい650cです。
個人的にも700cのホイルサイズは
(店長の身長は165cmです。)
一昔前の平均身長の日本人には大きいと
思っています。
フレーム設計に余裕が出るのももちろん、
加速性や旋回性に優位性があります。
後の項で書きますがフレームの
ポテンシャルは非常に高いので
背の低い人向けにロードバイクを作る
などの選択肢も出てきます。
長く使い続けられるスチールフレームの良さ
クロモリフレームのメリットは様々に
語られることが多いですが、
個人的に好きな特徴の一つが
「長持ちする」
ということです。
今回のご依頼も20年乗り続けてきた
sport9sの復活です。
消耗品のダメージはそれなりにありますが
車両全体の除隊は非常に良かったとおもいます。
交換パーツに関してはせっかくなんで、
イメージチェンジを合わせてご提案しました。
カラータイヤは耐久性に劣る面もあるのですが
自転車の印象を決める大きな要素です。
サドル、グリップはトーキョーバイクの標準品
をご提案しました。
グリップシフト用のグリップは在庫切れでした
のでカットして表面のレザーを縫い直し
長さ調整をしご用意させていただきました。
ライトはデザイン性の高い「Killey」の中の
「アイライト」ご提案しました。
小ぶりなアルミの削り出しボディは
存在感抜群です。
流用できたり、交換の必要性がないものは
極力流用し、順次対処していけばよいですよ
とご提案させていただきました。
他店で、ことごとく買い替えの提案をされて
少し落ち込んでおられたので
いい提案になってよかったなと思います。
背の高くない人向けのロードバイクとして
身長が165㎝の私にとって
700c規格で展開される自転車は
正直、大きい感じがします。
そこでチャレンジしたのがsport9sを流用し
自らのロードバイクを製作しました。
少しご紹介いたします。
個人的にポイントとして考える三点を
(ハンドル、サドル、クランク)
重点にご紹介します。
ホイルサイズが下がり、衝撃が大きくなる
事が想定されますので、
ハンドルはカーボンハンドルを採用します。
サイズ感優先で考えますので、
東京サンエスの展開する
Dixna(ディズナ)のグランモンローです。
サドルはTIOGAの「スパイダーサドル」です。
適度な硬さと「しなり」はペダリング時に
非常にいい方向へ働きます。
最近は乗る頻度が極端に低いので
もっと柔らかい快適なサドルがいいですが…
クランクはショートクランク派です。
メディアのほうでも詳しく書きますが、
自転車はハイケイデンスの方が
効率よく乗りこなせます。
よく
身長(cm)÷10=クランク長
と言われますが、
個人的にはそこから ー10mmくらいが
ちょうどいいという気がしています。
まとめ。その時代にしかない味わいを大切に
自転車も一種の流行りものの面があります。
その証拠に毎年イヤーモデルが更新され、
新しいカラー展開やデザインが発表されます。
それ自体にいい悪いはないと思うのですが、
そのおかげで、後の時代から見ると
その時代にしかない味わいとおいうものが
確実に存在します。
古い自転車をお持ちの方は、
せっかくですので、その味わいを最大限に
活かしてみてはいかがでしょうか。
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