「自転車を主役にしない」
「自転車を主役にしない」
「自転車を主役にしない」ってどういうこと?
と思われた方もいるかもしれません。
自転車 と末永く付き合っていくために
「自転車処ぽたりんぐぅ」 が大切にしている
大切なコンセプト です。
少し長くなりますが、
お付き合いいただけると幸いです。
スポーツバイク と言われると
あなたはどんな 自転車 を想像しますか?
風を切って走る ロードバイク?
山道をガンガン走る マウンテンバイク?
街を颯爽と走る ミニベロ や クロスバイク?
どれもそれぞれに 素晴らしい魅力 があります。
しかし、そんなイメージで 自転車 を始めると
実はあまり長続きしません…
例えば、
速くて、軽くて、遠くまで行ける ロードバイク。
確かにとても 魅力的 です。
一方で、スポーツとしての 自転車 は
とても ストイック です。
自分の脚力だけで、驚くほど遠くまでこれた!
といった 達成感 は
何ごとにも代えがたいものがありますが、
そこに至るにはかなり
ハードな道のり を避けて通れません。
何時間も ペダルを回し続ける体力、
坂道 や 向かい風 を走りきる精神力、
もちろん 帰り道もまた
自転車 に乗らないといけません。
そんな ハードルが 達成感 を
さらに大きくしてくれます。
自転車業界も声を大にし、この「素晴らしさ」を
皆さんにお届けしてきました。
でも、これが 毎週末 続くとどうでしょう?
最初の数か月は 新鮮さ もあり、
走りに行くのが 楽しみ で
仕方がないかもしれません。
でも、だんだんと
平均速度が…
走行距離が…
坂道で足をつかないことが…
強迫観念のように あなたの後ろを
追いかけてくるようになります。
我々、一般人には 大きなプレッシャー です。
仕事上で、たくさんの方を拝見してきました。
多くの方がせっかく高価な 自転車 を
購入してくれたにもかかわらず、
だんだん、しんどくなって疲れてしまったのを
目の当たりにし、反省しました。
「自転車に乗ること」 だけ を
楽しめる人は極めて少数です。
そんな中でも、多くの皆さんが、
走行中の 景色を楽しむ、
いろいろな目的地を 変えて楽しむ、
旅行がてら 遠征して楽しむ、
など、
皆さん 様々に 工夫してこられました。
それでも、「自転車に乗ること」に主眼 があると
いずれどこかのタイミングで、
自転車 に乗ることに疲れてしまい
そのうち「自転車に乗らなくなる」ように
なってしまいます。
私自身、相当に体育会系の人間でしたが、
そんなストイックな趣味を 何年、いえ何十年と
続けていくことは 無理 です。
「自転車に疲れてしまった あなた へ」
本来、自転車の魅力は
誰でも楽しめる 気楽さ と 自由 さ
そして、小さいけれど 確かな感動
だったのではないでしょうか。
子供の頃、隣りの町まで
自分の足で たどり着けた感動、
知らない道の先での
思いもよらない あらたな出会い
自転車で デートに出かけた時の
ドキドキ した気持ち
振り返れば、あなたの生活の 傍らには
いつも 相棒として 自転車 が
あったのではないでしょうか。
きっと、自転車は
あなたの生活を 支え、寄り添ってきた
「最高の脇役」
だったのではないでしょうか。
「自転車処ぽたりんぐぅ」では、
自転車とは
助演男優(女優)賞級の 名脇役 だととらえ、
あなたの生活を、趣味を、なにげない日常を
彩るための 欠かせない存在 だと考えています。
カメラ が好きな人、
神社 や お寺 をめぐるのが好きな人、
おいしいお店 をめぐるのが好きな人、
旅をする のが好きな人、
公園に読書へ行く人、
釣竿を携えて、水辺に向かう人、
あなたの 趣味 を隣りで支える存在
そんな 自転車 もあるのではないでしょうか。
通勤や、普段の移動、お買い物など
いつもの「日常」さえも
少しの刺激で楽しくなるかもしれません。
速く走る 必要もありません、
必要以上に 頑張る 必要もありません、
高価な ハイエンドパーツ も不要です。
少し、気が楽になってきた気がしませんか。
もちろん、時々は「名脇役」が主役にとってかわる
「スピンオフ」回が あってもいいでしょう。
それでも、「名脇役」として光る 個性 を
十分に活かしきることが
自転車 との上手な付き合い方だと
「自転車処ぽたりんぐぅ」では考えています。
さらに、「自転車処ぽたりんぐぅ」では
自転車を
あなたの 趣味 や 目的 に最適化させる
「自転車カスタム」
もご提案させていただいています。
何も難しいことや特殊なことではありません
あなたの「好き」と「自転車」をさらに近づけたい
そのために自転車屋としてできること。
「自転車」と「あなたの日常」を
少し楽しくさせる お手伝い ができるような
そんな プロ でありたいと
「自転車処ぽたりんぐぅ」では考えています。
ここまで読んでくださり
まことに、ありがとうございました。
ぜひお店でお目にかかれることを
楽しみにしております。