こんにちは。
「No,ぽた No,Life」 です。
堺市の自転車処ぽたりんぐぅの店長が
自転車について独断と強めの偏見で
自由に語っていくメディアです!
「折りたたみ自転車をドロップ化したい。」
かなり多くいただくお問い合わせです。
技術的には難しくないです。
しかし、肝心なポジションは?
ぜひ最後までお読みくださいね。
折りたたみ自転車のドロップ化はポジションに注意!!
自転車カスタムの花形のひとつ、
「ドロップハンドル化」
ロングライドに非常に有利なドロップハンドルを
装備することで自転車の性格を
ガラッと変えることが可能です。
ただし、要注意な点があります。
DAHONやternなどの折りたたみ自転車の場合は
ある程度身長が高くないと乗車ポジションが作れません。
機材の組付けは難しい話はないのですが
乗車姿勢が非常によろしくない。
ternのカタログにすらこのようにカスタム例が載ってます。ロードバイクに準じた適切なポジションを取ろうとすると
条件は様々ありますが180㎝以上の身長がないと
なかなかちゃんとしたポジションが出せません。
要するに、高い費用をかけても
めちゃくちゃ乗りにくい自転車になるわけです。
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重要なのは サドルーハンドルの位置関係
ロードバイクに代表されるドロップハンドル。
自転車のハンドルはその車の性格の
大部分を決めると言っても過言ではないのです。
そのハンドルを自在に使いこなすには
正しい乗車姿勢が必要です。
特にドロップハンドルやブルホーンハンドルを
装備した自転車に乗る場合は、
しっかり車体を傾けてコーナリングする
必要があります。
ハンドル高さが高すぎると、手首に無理が出ます。
ハンドルがある程度低くないと、体重を預けて
車体を傾ける動作はできなくなります。
街で前傾姿勢がつらいのか、ドロップハンドルを
高い位置に取り付けて乗っている方を見受けますが、
逆に乗りにくい状態で乗っていることになります。
ハンドル高さがきついならフラットハンドルや
セミドロップハンドル、ムスタッシュバーなどを
利用する方が良いです。
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KHS F-20RC のドロップハンドル化
今回はKHS F-20RC と言うブルホーンハンドルの
バイクをドロップハンドル化していただきました。
もともとはブルホーンハンドルなんですが
シフターがバーエンドシフターであったり、
ブレーキレバーが補助レバーの流用だったり、
と不安が残る仕様ですので、
操作の安定性を考えてドロップハンドルに
STIレバーの組み合わせを採用。
ハンドルは東京サンエスのバンディーハンドル。
今回はオーナーさんの身長がちょうどよかったのと
ステム高が調整可能なので
ドロップ化がすんなりいきました。
バンディーハンドルは下ハンドルが握りやすい
絶妙な形状になっています。
下ハンドルを握る際も肘を曲げなくても
比較的ゆったり下ハンドルを持てるので
グラベルバイクやエンデュランス系の
ロードバイクにも最適!!
バンディーハンドルの特徴は
フレアタイプのドロップハンドルと言う事。
下ハンドル側が外側へ広がっています。
グリップ時に適度にヒジがひろがり
上半身のクッションを効果的に活用することが
可能になります。
タイヤ系が小さく路面の衝撃が伝わりやすい
ミニベロと非常に相性のいいドロップハンドルと
言えそうです。
オーナーさんにもご説明しましたが、
KHSのフォールディングバイクはヒンジ部(折りたたみ機構部)が
ひねりの力に弱いので使用に際しては要注意です。
定期的な点検と負担をかけないライディング方法の
習得をおすすめします。
まとめ。適切なポジションがあってこそのハンドルカスタム。
折りたたみ自転車に限りませんが、
ハンドル交換時にはポジションの確保が
できるかを要チェック!!
ポジションの確保できない自転車は乗っていて
苦痛以外のなにものでもないし、
ポジションをしっかり説明してくれない
ショップさんではまずお話になりません。
折りたたみ自転車はポジションの制約が
特に大きいため余計に注意が必要です。
逆に言えば、
ポジションさえしっかり確保できるなら
ハンドル交換は自転車の個性を
ガラッと変えられますので
非常に効果の大きなカスタムになります!
ご自身の体格と自転車の寸法的な相性を見極めて、
良い自転車選び、良いカスタム計画を!!
ミニベロのドロップハンドル化に
ご興味を持っていただけましたらお気軽にご相談ください!!!
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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