こんにちは。
堺市駅の自転車処ぽたりんぐぅのトウマです。
自転車通勤を安心かつ快適にするために
必要な要素を詰め込んだらどうなる。
そんな答えが今回のグレイシアに
あるかもしれません。
グレイシアってどんな自転車
ライトウェイの展開するミニベロ
「グレイシア」をご用意いたしました。
20インチ(406)のワイドタイヤを装備した
ミニベロです。(20x1.95)
傾斜したトップチューブを二本備えた
「ミキストフレーム」は乗り降りしやすく
普段の街乗りから、週末サイクリングまで
幅広く快適に取り入れられるミニベロです。
ディスクブレーキを標準で備えており、
油圧ブレーキなどへのカスタムも楽しめる
カスタムベース車としても優秀です。
サイズ感はちょっと注意が必要で
店長の場合は身長が165cmですが
400mmでは少し前傾がきつく感じました。
ステムやハンドルカスタムで対応するのも
いい方法だと思います。
カラー展開は少なくなりますが
心配な方は470mmを選びましょう。
街を快適に走る標準装備
今回は通勤に使いたい。
というご希望でミニベロを捜していらっしゃった
オーナーさんにご提案させていただいた
ライトウェイ「グレイシア」です。
スポーツバイクというよりは、
もっとカジュアルにタウンユースを主眼に
自転車を楽しむ場合は「フロントバスケット」、
いわゆる前かごは非常に便利なアイテムです。
今回は昭和インダストリの
フロントバスケットをご提案しました。
少しぐらいの雨なら自転車で行くそうですので
フェンダーもご希望されておりました。
今回はCurana(クラナ)のシーライト20を
ご提案いたしました。
樹脂のベースを薄いアルミ板で挟んだ質感のいい
スタイリッシュなフェンダーです。
取り付けも均一なクリアランスになるように
慎重に調整しながら取り付けます。
パッと見た時に違和感もなく、ナチュラルな
イメージに収まるように取り付けます。
効きすぎるブレーキの弊害
ブレーキが良く効くに越したことはありません。
これに異論がある人はいないでしょう。
今回は以前の自転車からのコンポ載せ替えも
合わせてご依頼いただいておりました。
以前の自転車をカスタムした際に、
提案されるままにシマノの「ZEE」の
4ピストン油圧ブレーキキャリパーを
使用されていました。
前回提案されるがままに着けたようです。
4ピストン油圧ディスクはMTBなどで
ダウンヒル競技をするなど、
強力な制動力を必要とするような自転車向けです。
街乗りのクロスバイクには明らかに
オーバースペックと言えます。
その証拠に、
タイヤにはブレーキをロックした跡が各所に。
これはブレーキ力が強力すぎて持て余してしまった
ということが考えられます。
高価な部品をつければいいわけではなくて、
その部品をつけるにあたっての理由がなければ
いけないということです。
今回は取り付けを調整して、
ワンフィンガーで操作できるようにレバーの
取り付け位置を工夫してつけるようにいたしました。
これで、パニックブレーキ時に過剰な制動力を
持て余すようなことは少なくなるかと思います。
まさに、「過ぎたるは猶及ばざるが如し」でしょう。
まとめ。必要な機能、装備を見極めることが重要。
今回のグレイシアは、必要な機能を
見極めて取り入れた個所と、
必要な機能を過剰な取り入れ方をした
両面の例がみえた興味深い作例でした。
通勤という用途に必要な装備を
イメージできている分、とりあえず最低限ご提案し、
あとは使いながら追加してゆく。
そういうアップグレードができるのも
自転車という乗り物の良いところです。
またブレーキがいい例だったように、
高価な部品が必ずしもあなたの用途にぴったり
マッチしているのかと言えば
実はそうでないところがあるのも面白いところです。
あなたに本当に必要な装備を見極めてみましょう!
お気軽にお問い合わせくださいね!!
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