さぬきメイドでミニベロの高みを目指すミニベロ「タイレル」 その2

こんにちは。

「No,ぽた No,Life」 です。

自転車処ぽたりんぐぅの店長が

自転車について独断と強めの偏見で

自由に語っていくメディアです!

ミニベロ最高峰の「タイレル」

「その1」では機能面を中心に

タイレルのすばらしさを語りました。

今回は、塗装へのこだわりや、

自社開発環境などタイレルの先進的な

部分をお伝えしようと思います。

 

まずはこちらを先にご覧くださいね!

さぬきメイドでミニベロの高みを目指すミニベロ「タイレル」 その1
ミニベロ界の最高峰「Tyrell(タイレル)」。ほかの追随を許さないほどの完成度と乗りやすさを誇る「エモーショナル」なミニベロです。それはひとえに「タイレル」を支えるスタッフの皆さんのモノづくりの情熱が作り上げた唯一無二の自転車です。

ビジュアル・塗装へのこだわり

カドワキコーティング

タイレルの特徴の一つは「塗装」です。

パウダーコーティングで有名な

「カドワキコーティング」

が多くの塗装を担当しています。

タイレル x カドワキコーティング

タイレル x カドワキコーティング 画像の引用元:タイレル HP

パウダーコーティング塗装とは、

カラーパウダーを電気の力で吸着させて

最後に熱処理をして仕上げる塗装法です。

非常に強固な塗膜と、鮮やかな発色が

とても魅力的な塗装です。

カドワキコーティング

タイレル x カドワキコーティング 画像の引用元:カドワキコーティング HP

カドワキコーティングさんも経験豊富な

職人さんたちによる丁寧な仕上げです。

タイレルと言えば、パウダーコーティング

というほどこだわりのある部分ですね。

匠色takumiiro と せとしるべルビーレッド

タイレル FX せとしるべルビーレッド

タイレル FX せとしるべルビーレッド

タイレルの特徴的なカラーのひとつが、

「せとしるべルビーレッド」 です。

タイレルのふるさと、香川県の高松港にある

「せとしるべ」の愛称で親しまれる、

ガラスレンガの灯台がモチーフのカラーです。

せとしるべ タイレルFX せとしるべルビーレッド

せとしるべ タイレルFX せとしるべルビーレッド 画像の引用元:タイレル HP

光の当たり方の変化で深いレッドの見え方が

全く違ってくる不思議な塗装です。

タイレルのフレームの完成度と、

カドワキコーティングの技術の賜物です。

 

タイレルの自転車は

「職人の手仕事による工芸品」

に近い、という思いを色彩表現に落とし込んだ、

タイレルの決意表明に近いカラーラインナップ

だと個人的には感じます。

 

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自社で開発環境を持つこと。

カーボン製品を作るための金型

カーボン製品の製作に欠かせないもののひとつ

それが「金型(かながた)」です。

金属で作る鋳型のようなもので、製作には

多額の費用が掛かります。

外注すれば写真のような金型でも

乗用車が買えるほどになることもあります。

プラモデルなどの金型は

固定資産扱いになるそうです!!

大型自動機械を自ら操作する社長の広瀬さん。

大型の自動加工機械を導入することにより、

自社での金型製作が可能となり、

細かな施策を繰り返しやすくなりました。

自転車業界では聞いたことがないです。

ご厚意で試作中のカーボンフォークを

みせてもらうことができました。

知識としてはどういった手順で行われるか

知っていたつもりでしたが、

実際に現場で拝見してお話を伺えるのは

理解のレベルが全く違います。

カーボン材料の保管には温度管理された冷凍庫が

利用されています。

鮮度が非常に重要とのことです。

飲食店でよくみられる業務用冷凍庫が

思わぬところでも活躍しています。

カーボン製品に熱処理をして仕上げる

電気釜も大型機械や治具の間に並んでいます。

 

金型費用や製造設備の費用的な問題で

どこのメーカーもチャレンジングなことは

やりにくいのが現実。

一般的には、定番の寸法に頼ってしまいがちになり、
(必ずしも悪いことではないですが)

新たな設計にトライする機会がないのです。

 

自社で、設計し、開発し、試作し、検査し、

もちろんアフターサービスまで行う。

という、「タイレル」の姿勢が見えるところです。

 

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モノづくりに情熱を注ぐスタッフのチカラ

最新モデルの「FCX」は自社工場で生産しています。

クロモリフレームの折りたたみモデルです。

うかがった時にはちょうどシートステーの部分の

パイプを加工しておられました。

写真には取れませんでしたが、平治具も何台も

並んでおりフレームが作られていく現場を

実感できたのは非常に勉強になりました。

 

社屋の反対側では、組み立てと出荷準備の

専門スタッフの皆さんが作業中でした。

仕上がってきたフレームの組み立ても

自転車の仕上がりを分ける大切な作業です。

ここの作業が安定しているので、

ショップで組み立てる身としては非常に

ありがたいです。

いろんなお話をさせていただきましたが、

皆さん「タイレル」が好きなことが

伝わってきました。

 

事務所にはショールームも併設されています。

様々なタイレルモデルが展示されており、

工場見学の時などには試乗も可能となります。

チタンモデルも、クロモリのFCXも、

様々な個性のモデルたちが並んでいるのは貴重な機会です。

オープンファクトリーも定期的に開催されますので、

是非皆さん尋ねてみてくださいね!

 

まとめ。 メーカーとショップのコンビプレー。

ご覧いただいてきたように、タイレルさんは

設計、開発、試作、製造、アフターサービス、まで

非常にこだわりが強いメーカーさんです。

もちろん毎回、タイレルさんの車両には

非常に高い完成度を感じます。

しかし、それだけでは自転車は完成しません。

タイレルさんから託された「バトン」を

一人ひとり個性の違うお客さんに向けて、

「パーソナライズ」する作業が、

私たちショップに託された作業です。

メカニック、ポジション調整、カスタムも含め、

お客様は一人ひとり全く違う個性をお持ちです、

その違う個性に合わせた「タイレル」を

我々がご用意させていただき、初めて完成だと

思って「ぽたりんぐぅ」では

大事にご提案をさせていただいています。

 

自転車処ぽたりんぐぅでは試乗車をご用意しています。
(IVE、FX、LOOX)

お問い合わせもお待ちしておりますね!!

 

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