あなたは自転車でのヒルクライムはお好きですか?
お好きでしたら今回はお戻りください。笑
坂道をいかに楽に走るか?
坂道をどのように攻略するか?
がネットでもよく語られますが
坂道に気を取られすぎては全体を見誤るというお話を
大阪府堺市のJR阪和線「堺市」駅前の
ミニベロやカスタムが得意な
ポタリング(自転車散歩)プロショップ
「自転車処ぽたりんぐぅ」が
12年以上のポタリングPROショップ経験と
大小1000件以上のカスタム経験の中から詳しくお伝えしていきます。
自転車を「坂道」中心に考えてはいけない!
冒頭にも述べたようにヒルクライム好きの人は今回は対象外です♪
一般的な坂が好きではないサイクリスト向けにお話しさせていただきます。
自転車に坂道はつきものではない!
自転車好きな人、特にロードバイク派の人はヒルクライムに思い入れのある人が多いです。
それ自体は個人の趣味なのでとやかく言うものではないです。
しかし、坂道を中心に自転車を語りすぎる傾向があることは注意してください。
ロードレースの山岳小ジャージも、
ヒルクライムイベントもリスペクトしますが、「冷静になって」と言いたいのです。
別にロングライドも坂道のあるコースをわざわざ採用する必要もないです。
ショップで坂道対策にやたら軽量化をさせられる必要もないのです。
あなたのロングライドに坂道の割合はどのくらい?
あなたのお住まいの地域にもよりますが、
ロングライドを計画した時に坂道が占める割合は、実はそんなに多くはありません。
一度冷静に考えてみてください。
よほど山あいばかり走るのでなければ、
恐らく坂道の割合は多くても3割程度ではないでしょうか。
登り坂に限れば、どれだけ多くても半分を超えることはありません。
残り半分は下り坂ですから♪
例えば30%のアップダウンエリアがあったとすると、
坂を登っているのはその半分の15%ほどと言うことです。
残りの85%はほぼ平坦やゆるいアップダウン、または下りと言うことです。
自転車のセッティングは平地を想定して。
登り坂の「苦しい、大変」と言うイメージが強烈で印象に残ります。
ついつい、坂道を中心に自転車選びを考えてしまいがちです。
ヒルクライムやトレーニングが目的ならそれでいいです。
ただ、ポタリングやのんびり系のロングライドをしたい場合はやめてください。
ポジションにしろ、パーツにしろ非常にかたよったチョイスとなります。
軽量化が最優先になるのでコストも膨大になります。
アップダウンを「見える化」してみよう
自転車のルート検索に便利なナビゲーションアプリ。
高低差をグラフ化してくれる機能の充実したアプリも多く出てます。
初心者のうちにあれば便利なアプリをご紹介。
「自転車NAVTIME」

引用元:APPストア レビュー
言わずと知れた乗換案内やルート検索に便利な「NAVITIME」の自転車専用アプリ
一部有料の機能もありますが、
自転車用ナビとしてはとてもよくできていると思います。
ルート検索機能などもありルート計画にはとても重宝します!

画像の引用元:NAVITIME サイクリングコース検索
高低差グラフをみてみる
実際に「自転車NAVTIME」アプリを使ってルート検索をしてみました。

画像の引用元:自転車ナビタイム
出発地点は「自転車処ぽたりんぐぅ」
目的地は奈良県の「奈良町」
県境で山越え必須のルートを選んでみました。

画像の引用元:自転車ナビタイム
グラフの距離軸が短いので高低差が激しく見えますが・・・
実際は標高差で32km走って40mほど。
赤丸で囲った部分で高低差が激しいところはありますが一瞬ですね。
急激な高低差のエリアはおそらく全体の20~25%ていどでしょうか?
そのうち半分は下り坂ですので、急激な登りはさらにその半分と言うことになります。
この程度なら、坂嫌いの自分でも目をつぶってしまえるレベルですね♪
有名コースも見てみましょう!
関西圏の有名なサイクリングルートの高低差を少し見てみましょう!
「琵琶湖一周」
「ビワイチ」の愛称で親しまれている琵琶湖一周は関西を代表するサイクリングルートです。

画像の引用元:自転車ナビタイム
北部の奥琵琶湖周辺で少しヒルクライムがありますが、全体の1割にもなりません。
最悪押して歩いてクリアしてしまう方が後々のダメージは少ないかもしれないですね。
続いてはもう一つの関西を代表するサイクリングルート
「淡路島一周」
「アワイチ」の愛称で親しまれている関西を代表するサイクリングルート。
ビワイチと比べると細かなアップダウンが続くので少し難易度は高め。

画像の引用元:自転車ナビタイム
短かい区間で急激に坂を上る区間が複数あるけれど冷静に見ればフラットな区間も半分ほどはある。
淡路島は南部の山岳地帯を避けて途中でショートカットしたりと応用もできるので
正面からヒルクライムする必要が必ずしもあるわけではないです。
こういった坂を避けるルート設定もロングライドには重要です!!
ミニベロロードで楽しむロングライド
今回のカスタムのお題はお手軽で高性能、ルックスもイケてる「tern SURGE」

画像の引用元:tern bicycles Japan HP
独特のフレームデザインでストリートでの注目度や入門コンポで価格をリーズナブルに抑えた、
エントリーモデルやカスタムベースにも最適なミニベロロードバイク。
ドロップハンドル
ドロップハンドルやブルホーンハンドルは腕の構造で体を支えるので上半身の疲労が少なく、
ロングライドに向いているハンドル形状と言えます。
ドロップハンドルのメリット
- 色々な姿勢が作れる
- 背中の筋肉を使いやすくなる
- 下り坂などで低重心の姿勢ができる
競技を前提に進化してきたハンドルですね。
ドロップハンドルのデメリット
- 平たん路などでは下ハンを握らない
- 下ハンドルは姿勢が厳しく初心者には難しい
- 上ハンドル時にブレーキが握りにくい
競技前提のハンドルゆえにのんびり走るライドでは良さがぼやけてしまいます。

坂道に強いミニベロ
ミニベロは小径車ともいわれタイヤサイズの小さい自転車を総称しています。
意外と知らない方も多いのですが、
ミニベロは坂道が比較的得意な自転車です。
自転車の「伸び」にかかわる慣性モーメントの逆の話ですが、
必要な駆動トルクが小さくてよいメリットもミニベロにはあります。
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多少の坂道なら変速すら必要なくすいすい登れてしまう事も少なくないですね。
ブレーキが苦手なミニベロ
小径車と言われるようにタイヤが小さいミニベロは小さいタイヤゆえに
ブレーキが不得意なデメリットもあります。
タイヤを太くしたり、ディスクブレーキ採用モデルを選んだり、上位モデルのブレーキを
採用するのも効果が非常に高いです。

画像の引用元:株シマノ HP
キャリパーブレーキモデルのSURGEにはシマノのデュアルピボットキャリパーブレーキ、
105以上に採用されてる方式のブレーキがおススメです。


tern SURGE ブルホーンハンドル化
坂道に強く、ブレーキが苦手なミニベロにはその弱点を補う、
ブルホーンハンドルが非常におススメです!
今回はtern SURGEをブルホーンハンドル化させていただいております。
ブルホーンハンドルのメリット
- ドロップハンドルの上ハンドルの姿勢でブレーキをしっかり握れる
- ハンドルバーをしっかり握れるので姿勢が安定する
- 姿勢の変化の少ないライドでは操作性の安定感が高い
ブルホーン化すると・・・
ドロップハンドルの上ハンドルと下ハンドルの良いところを併せ持っている、
そんな便利なハンドルがブルホーンハンドルです。

極端なヒルクライムや、
前傾姿勢でのスプリント、
などをする必要がないのんびりポタリング系ロングライドでは、
想像以上に効果を発揮してくれます!
ブルホーンカスタムの際に操作系の弱点として挙げられるのが変速機の操作性です。
STIが使えなかったりと言う話を聞いた人も多いと思いますが安心してください!
ちゃんとロードバイク、ドロップハンドル用のSTIレバーが利用できます!
ぽたりんぐぅでは2010年のオープン当初よりブルホーンハンドルの研究を続けてきております!
その結果、変速性能、ブレーキ性能ともにロードに使用時とそん色なく、
11速、油圧ディスクブレーキ、Di2など様々な仕様でブルホーンハンドル化が可能です。

まとめ。坂道を恐れすぎないで!避けて通ればOK!
自転車の2大弱点が「強い風」と「登り坂」と言われます。
特に坂道については必要以上に意識する必要も恐れる必要もありません。
がっつりロードバイクで走るのでなければ、ミニベロはヒルクライムの助けになります!
のんびり、ポタリング系ロングライドならミニベロロード、
さらに弱点を克服するブルホーンハンドル化が非常にそうススメです!!
最後までお読みいただき
誠にありがとうございました。
ブルホーンハンドル化や、ミニベロロードにご興味を持っていただけましたら、
お気軽にお問い合わせくださいね!
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