こんにちは。
「No,ぽた No,Life」 です。
自転車処ぽたりんぐぅの店長が
自転車について独断と強めの偏見で
自由に語っていくメディアです!
ハンドルカスタムって憧れますよね。
ハンドル形状が自転車に与える影響を
きちんと理解できていますか?
遊び方の変化とハンドル形状について
実例を交えてご説明します!!
乗り方(遊び方)に合わせたハンドルを選ぼう
あなたの自転車選びの基準は何でしょう。
今回は見た目にも影響が大きく
自転車の性格にも大きな影響を与える
「ハンドル」について考えてみましょう!
自転車は非常にシンプルな乗り物です、
それゆえハンドルの形状がその性格に
大きな影響を与えます。
例えば、
長時間過酷なレースに耐える
「ドロップハンドル」
急激な路面変化に対応する
「フラットハンドル」
など、
様々な要素に合わせたハンドルが
進化してきました。
ハンドル形状は「向き・不向き」
自転車の乗り味や性格を決める要素は
数限りなくあり、
それらが複雑に絡み合うので
一言で単純化するのが、
必ずしもいいことではないですが、
今回はハンドル形状と
「ライディングスタイル」について
お話しします。
グリップの向きが重要
大前提として、
ハンドルの「良い・悪い」についてを
考えるわけではありません。
上の図は、
コブシ(グリップ)の向きと、
自転車の性格の関係についてまとめています。
グリップが横一文字のフラットハンドルは、
上半身の自由度が高く、体重移動も容易な
コントロール性に優れたハンドルです。
反面、姿勢の維持が筋力だよりになるため、
長時間のライドは不利になります。
自転車の始祖「ドライジーネ」が
フラットハンドルなのも操作性の悪さや、
耐衝撃性の悪さゆえ、合理的な選択だった
のかもしれません。
一方で、ドロップハンドルは上半身を
身体の構造で支えるため比較的楽に
前傾姿勢の維持が可能です。
反面、前後、左右の体重移動が制限され
旋回性や操作性は劣ります。
ひじの開き具合も重要
グリップの向きと合わせて、上半身で重要なのは
「ひじの開き具合」です。
人体で最も自由度の高い関節が
「肩」「ひじ」「手首」と言われます。
フラットハンドルは関節の自由度が最大限に
大きく、様々なシチュエーションに
対応可能です。
反面、ドロップハンドルは自由度は低いですが、
関節を固定しやすいので、
余計な力が入りにくいメリットもあります。
ランドナーや最近のグラベルバイクの
フレアタイプのドロップハンドルは
その中間的な性能と言えるでしょう。
Tyrell FSX ブルホーンハンドルからリリーフバーへ。

TyrellFSX ブルホーンからリリーフバーへ変更。
今回は以前にSTIレバーを用いた、
ブルホーンハンドル化をさせていただいた
「タイレル FSX」をリリーフバーに変更
させていただきました。
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TyrellFSX STIレバーを用いたブルホーンハンドル化
ちなみにカスタム前はこんな感じ。
「タイレルFSX」にSTIレバーを用いた
ブルホーン化を施しています。
旅先でのロングライドを楽しみたいと
ご希望のオーナーさんの選択です。
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「リリーフバー」は東京サンエスの展開する
「Veno」のラインナップです。

東京サンエス Veno「リリーフバー施工例」 画像の引用元:東京サンエス HP
リリーフバーはブルホーンハンドルで使用していた、
105のSTIレバーをそのまま流用できます。

TyrellFSX リリーフバーへカスタム
ムスタッシュバーやノースロードバーの
ようなポジションにSTIレバーが流用可能です。

TyrellFSX リリーフバーへカスタム。STIレバーが流用可能
ドロップハンドルやブルホーンハンドルから
ゆったりとしたポジションへ変更したい場合に
STIレバーをそのまま使えるのは
経済的にもかなり助かります!
今回のカスタムは、
「旅先でのロングライドから、
もっとゆったり景色を見て走る、
余裕を持ったスタイルに変えていきたい。」
そのためのハンドル交換のご依頼でした。
ご自身の乗り方、遊び方にあわせて
適材適所なハンドル選びをして
あげるとさらに快適な自転車ライフになりますね。
今回のように最低限の予算で
すますことも可能です!!
まとめ。デザイン優先も、もちろんいいけれど。
ハンドルはある意味、「自転車の顔」
自転車自体の性格を左右する大切なファクター。
デザインやルックス重視で楽しむのも
とうぜん、アリな選択です。
反面でライディングのクオリティも
同じくらい大事な問題。
今回の話を踏まえて
自転車選びをしてやることで
自転車に明確なコンセプトを持たせた
カスタマイズができますね。



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