かつてMTBブームと呼ばれるブームが何度かありました。
26インチの時代の古き良き?マウンテンバイクです。
もしかしたらあなたのお家にも1台くらい眠っているかも。
この26インチマウンテンバイクは、実は街乗りに最適なんですよ。
オールドMTBをレストアするメリット・デメリットを詳しくご紹介!
大阪府堺市のJR阪和線「堺市」駅前の
ミニベロやカスタムが得意な
ポタリング(自転車散歩)プロショップ
「自転車処ぽたりんぐぅ」が
12年以上のポタリングPROショップ経験と
大小1000件以上のカスタム経験の中から詳しくお伝えしていきます。
オールドMTBの魅力を再発見。
あなたは最近のMTBをご覧になったことはありますか?
マウンテンバイクはほぼ競技車両ですので進化は日進月歩です。
タイヤサイズも26インチはほぼなく、27.5インチや29インチ、
サスペンションもフルサスペンション(前後サス)がほぼ標準装備。
電子制御なども採用したハイテクマシンも存在しています。
少し前までMTBと言えば 26インチ が標準的でした。
ヨーロッパ人に比べて身長が高くない日本人にとっては26インチは非常に扱いやすいサイズなのです。
昔、購入した乗らないMTBをまだ大事にしまってる、
懐かしくてヤフオクで購入しようか探している、
今の自転車にはない独特のカッコよさがあるよねって思ってる、
なんて人にもオールドマウンテンバイクの魅力とメリット、
そして、中古で自転車を買う時の注意点などもご説明いたします!!
オールドMTBのメリットと魅力、そして注意点。
自転車処ぽたりんぐぅ では26インチのMTBは街乗りに最高! と考えています。
170cm台の身長の方ぐらいまでは26インチと言うタイヤサイズはとりわけ扱いやすいとされます。
下に個別にMTBが持つ街乗り自転車としての利点をご紹介します。
街乗りに有利な要素が詰まっている
26インチでワイドなタイヤ、ストロークは大きくないけどフロントサスペンション、など
オールドMTBが持っている要素は街乗りに非常に有効です。
- 軽いギア比⇒ ストップアンドゴーに効果的
- 前傾になりすぎないポジション⇒ 視野が広くなり操作性も向上
- 26インチのワイドタイヤ⇒ 操作性と加速性、安定感に優れたタイヤサイズ
- サスペンション⇒ 沈みすぎずロスの小さいサスは走破性とペダリング性最高 段差にも強い
少し上げるだけでもこんなに街乗りとの親和性が高いのです。


太いタイヤのメリットを見直す
タイヤの太さは自転車の乗り味に大きな影響を与えるファクターです。
最近までのトレンドはロードバイクの流れで細いものが主流の時期が長かったです。
細いタイヤには摩擦抵抗が少なく加速性や巡航性能に大きくなります。
ただし、空気圧が高く衝撃が逃げにくく、段差などに弱くなるという大きな弱点もあります。
太いタイヤは衝撃吸収性に優れ、乗り心地が良くなります。
こぎ出しなどの初動抵抗は大きいのですが、慣性力の影響が大きいので巡航性能は高いです。
低めのギア比でこぎ出しの摩擦抵抗は、意外と気にならないと思います。


街の様々なシチュエーションに対応するクイックさ
オールドMTBの特筆する点のひとつは「クイックなハンドリング」です。
小回りがきくと言い換えてもいいかもしれません。
これはレースシーンのトレンドの影響が大きいです。
昔はハンドルのクイックネスに影響するヘッドの角度はかなり立っていました。
現在のトレンドはヘッドを寝かしたフレーム設計がトレンドになっています。
今のMTBもいいのですがオールドMTBは街の曲がり角や、突発的な状況でも機敏にハンドリングができるのです。
レストアや中古購入に関する注意点
身長が高い人は注意
26インチの良い影響を最も大きく受け取れるのは身長が170㎝台より下の方々です。
それより背が高い人は今の275や29erを選ぶ方がいいでしょう。
リムブレーキのホイル選びは難しくなっている
26インチはやはり過去の規格と言わざるを得ません。
また現在のMTBはディスクブレーキが主流なのでリムブレーキに対応したホイルの種類が年々減ってきています。
ドライブトレイン(ディレイラーやブレーキ、チェーンリングなどの駆動系)は今でも共通の規格が多いですが、
ホイルのリムブレーキ対応や取り付け方法(スルーアクスル・5mmQR)にも注意が必要です。
中古自転車購入は要注意
自転車に限らないことですが中古品購入にはリスクがついて回ります。
前の持ち主がどんなメンテをしていたのか、どんなライディングをしていたのかなどは計り知れません。
まれにですが淘汰されてしまった過去の規格を採用しているものなども出回っていたりしますので
よほど自転車の規格に精通していないと失敗してしまいます。
当然自己責任での購入が絶対条件です。
MTBレストア シングルギアの選択肢もアリ!
古いMTBフレームのレストアをさせていただきました。
まだフロントサスペンションすら登場する以前のスタイルです。
サスは衝撃も吸収してくれますが、ライダーからの出力も吸収するのでロスも大きく、このスタイルは個人的にありです。
今回はあえてディレイラーは付けないシングルギアを選択させていただいてます。
トレイルライドをするとか、坂道の多いエリアにお住まいとかではないかぎりシングルギアも有効です。
機構が複雑になればそれだけトラブルの「リスク」が上がります。
シンプルな構成にすることはそれだけでメカトラブルへのリスク回避になっているということです。
シルバーパーツの存在感がいい感じです。
最近はハンドルバーやステム、ドライブトレインに至るまで黒系のカラーリングが多いです。
あれはあれでかっこいいのですが、メッキやクリアアルマイトのシルバーを活かす処理はかっこいいですね。
上手に車両全体のバランスを見ながら有効に取り入れてやると引き締まった印象になったりもします。
ブレーキも効きや扱いやすさでは「Vブレーキ」に軍配が上がりますが、あえてカンチブレーキっていうのもいいモノです。
まとめ。自分の体格や乗り方、趣味に合わせて使い分ける。
現在のクロスバイクのほとんどは700cのタイヤを履いています。
これは実は「業界の都合」で作る側からしたら部品の管理や設計の統合がしやすいサイズでもあります。
乗り手の体格に合わせるとするとタイヤサイズからアプローチする方法は非常に有効で、
RITEWAY や TOKYOBIKE などのブランドでも同様の設計手法を取り入れています。

26インチのRITEWAY SHEPHERD 画像の引用元:RITEWAY HP
自分の身長や乗り方、好みのイメージに合わせて自転車の種類を選んであげるといいですね。
オールドMTBのレストア・カスタムにご興味を持っていただけましたらお気軽にお問い合わせください。
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