自転車選びを考えてる方は「グラベルバイク」と言う名前を聞いたことあるかもですね。
自転車好きな人にはもうお馴染みのカテゴリーかもしれません。
gravelとは砂利道の事で、未舗装路を走るのに特化した自転車と言うことになります。
では、未舗装路を攻める人以外には向かない自転車かと言うと全く逆になります。
グラベルバイクはどんな特徴があり、どんな人に向く自転車なのか?
大阪府堺市のJR阪和線「堺市」駅前の
ミニベロやカスタムが得意な
ポタリング(自転車散歩)プロショップ
「自転車処ぽたりんぐぅ」が
12年以上のポタリングPROショップ経験と
大小1000件以上のカスタム経験の中から詳しくお伝えしていきます。
ゆるく乗るなら山系自転車が最適??
街をのんびり走ったり、ポタリングをするには山系の自転車が最高です。
山道の荒れた路面を走破できるぐらいクッション性なども高くなっています。
MTBが有名ですが、最近の主流は「グラベルバイク」になりつつあります。
グラベルバイクの定義は諸説あるのですが、大まかな特徴としては、
- ドロップハンドル
- 太めのタイヤ
- ロードコンポ搭載(最近はグラベル専用コンポも)
- ディスクブレーキ装備
などの特徴があります。
街中を走るのにレーシーなロードバイクよりも大きなメリットがある場合もあります。
グラベルバイクに乗るメリットは?
グラベルバイクで街乗りを楽しむメリットはどんなところにあるのでしょう。
代表的なものを何点かお話ししましょう。
ワイドタイヤで高い走破性と快適性

The Traka – G-One RS – Girona, Sebastian Breuer 画像の引用元:シュワルベHP
自転車のタイヤは、太い方がメリットが大きい場合が多いです。
もちろん、ロードレースやある種の目的が明確な場合は別になりますが。
わかりやすい点としては、クッション性が向上します。
空気の量がおおく圧力が比較的さげられるのと、サスペンションでいうところのストロークも稼げます。
ほかにも、接地面が広がりグリップ力が高まり安定感が増します。
意外と盲点なのが慣性力が高まり伸びが良くなるという点も忘れてはならない点ですね。
タイヤの太さと慣性力に関するテーマのブログ記事もどうぞ。


ドロップハンドルでいろんなポジション
ドロップハンドルのメリットは乗車姿勢の多様性です。
上ハンドルでリラックスして走ったり、
下ハンドルで力をこめてペダリングしたりと、
様々なシチュエーションに対応できます。
上、下、それぞれにメリット、デメリットがありますので使いこなせれば大きな効果があります。
上半身の姿勢の保持がしやすいのでロングライドに大きなアドバンテージがありますね。
キャリアやケージの拡張性
グラベルバイクの傾向の一つはキャリアダボ(キャリア取り付け用のネジ穴)や
ボトルケージ用のダボなども数多く設置されていて拡張性が高いことが上げられます。
パニアバッグを付けたりドリンクボトルを収納出来たり利便性も高まりますね。
最近では色々な荷物の積み方が提案されているので、あなたのイメージに近いやり方を探してみてください。
グラベルバイクのアップグレードポイントは?
今回、カスタムさせていただいたのはRITEWAY SONOMA ADVENTURE です。
オーナーさんはSONOMA ADVENTUREにとても愛着を持ってくれていて、かなり踏み込んだカスタムをしてくださってます。
今回はグラベルカスタムを検討されてるあなたに参考になりそうなポイントをピックアップしてお伝えします。
まずは、キャリアやスタンドです。
今回はTOPEAKのキャリアをお選びいただいてます。
ワンタッチで着脱式のバッグが装着できますのでとても便利にツケ外しが可能です。
キックスタンドは安定感抜群のダブルレッグスタンドです。ワンタッチの操作で駐輪できるので安定感も抜群です。
続いてはハンドル周りとシートポストのカーボン化です。
ドロップハンドルは個人的にとても信頼感のある東京サンエスの展開する「onebyesu」製です。
軽量性と言うよりは特有の「しなり」を活かした衝撃吸収性に期待したチョイスです。
自転車選びの段階で「小回り優先」でワンサイズ下をご提案しておりましたので、シートポストの出幅が稼げています。
こちらも「しなり」を最大限に活用するデザインですので乗り心地に貢献しています。
グラベルハンドルは下ハンドルの方が広がっているフレアドロップハンドルと言う形状になっている事が多いです。
通常のドロップハンドルとフレアタイプのドロップハンドルの違いは下の図のようになります。
ハンドルの特徴を知ってあなたの乗り方に合ったチョイスをしてあげてください。
コンポーネントはSHIMANO「GRX」です。1x10スピードです。
不整地走行での変速の安定性なども考慮されている安定感の高いコンポーネントです。
タイヤはシュワルベの「マラソン」。
こちらも言わずと知れた転がり抵抗と耐パンク性に優れる名タイヤです。
その他にもパナレーサーの「グラベルキング」なども軽快に走れるいいタイヤですね。
まとめ。いい意味で「ゆるさ」が活きる山系自転車。
グラベルバイクやMTBはダート走行を想定しており懐の深い設計になっています。
不整地の路面変化に対応するために考えられている機能が、街乗りではいい意味での「ゆるさ」につながっています。
シクロクロスバイクなどは反対にピュアレーサー的な性格が強くなりますし、
ゴリゴリのダウンヒルバイクなども性能が特化されすぎてバランスの取れたバイクとは言い難くなります。
あなた自身がどのような性能を最も望むのかによって選ぶバイクを考えてやればいいと思います。
また裏技ではないですが、
グラベルバイクの購入ではなくてクロスバイクをグラベルバイク化するのも目的によっては非常に効果的です。

コストの面や所有台数の制限からも検討の余地は十分にありますね。
グラベルバイクについてご興味持っていただけましたら是非お気軽にお問い合わせください。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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